夏前にやっておきたい!電気代を抑える節約術5選|エアコン使う前にチェック

電気代を抑える節約術5選 節約のコツ

夏が近づくと気になるのが、電気代の急上昇
特に共働き家庭や在宅時間が長い人にとって、エアコンや冷蔵庫などの稼働が増える夏場は家計への影響が大きくなります。
でも、無理な我慢や極端な節電をしなくても、ちょっとした工夫で電気代を大きく節約することは可能です。

この記事では、夏本番の前にやっておきたい電気代節約術を5つ厳選してご紹介。
どれも今日からできることばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ夏は電気代が高くなるの?

実は、夏は1年の中でも特に電気代が高くなりやすい時期です。
その大きな理由は以下の3つ。

1.エアコンの稼働時間が長くなる

暑い日が続くと、日中も夜もエアコンをつけっぱなしにしがち。
冷房は消費電力が大きく、使用時間が長くなるほど電気代に直結します。

2.冷蔵庫の負担が増える

気温が高くなると、冷蔵庫内の温度も上がりやすくなり、冷却のためにより多くの電力を使うようになります。
ドアの開け閉めが多い家庭では、さらに電気代が上がりやすくなります。

3.在宅時間が長い

夏休みや在宅勤務などで家にいる時間が長くなると、照明・テレビ・家電の使用も増加。
結果として、電気の基本使用量が底上げされます。

節約術①|エアコンは使い方と掃除で差が出る

夏の電気代の大部分を占めるのがエアコン。
だからこそ、ちょっとした使い方や事前のメンテナンスで大きな節約につながります。

実際にわが家では、夏前にフィルター掃除を徹底しただけで「冷房の効きが違う」と夫婦でびっくり。
前年よりも冷房の設定温度を1℃高くしても快適に過ごせたことで、8月の電気代が約1,500円ダウンしました。

設定温度は「28℃」+風量を自動に

冷房の設定温度は「28℃」が節約の目安。
ただし、室温だけでなく風量設定を「自動」にすることで、必要以上にパワーを使わず効率的に冷やすことができます。

フィルター掃除で冷却効率UP

実は、エアコンのフィルターがホコリで詰まっていると、電気代が1.5倍以上になることも。
夏前に1回、使用中に月1回を目安に掃除しておくと、風量・冷却効率が改善され節電につながります。

日中の直射日光をカットするだけでも差が出る

カーテンや遮光シートで日射熱の侵入を減らすと、室温の上昇を抑えられ、エアコンの稼働も軽減
エアコンの効きをよくするための「外的対策」も忘れずに!

この1つの工夫で、月に1,000円以上の節約になることもあります。
夏前のチェック&設定見直しで、エアコンの無駄を抑えていきましょう!

節約術②|冷蔵庫の中身整理で“電気のムダ”をカット

実は、冷蔵庫は年中稼働している家電の中でも、電力消費が特に多い家電のひとつ。
特に夏場は周囲の気温が高いため、冷却により多くの電力を使う傾向があります。

共働きだと週末にまとめ買いをしがちですが、ついつい冷蔵庫がパンパンに…。
そこで「見える収納」を意識して7割収納にしたら、食品ロスも減って、1週間の献立も立てやすくなりました。

詰め込みすぎはNG!冷気の流れを妨げる

開けるたびに外気が入り、庫内温度が上がってしまうため、再度冷やすのに余計な電力がかかります。
「どこに何があるか分からない」状態を避け、中を整理して探す時間を減らすことで、自然と節電になります。

ドアの開閉は少なく・短く

開けるたびに外気が入り、庫内温度が上がってしまうため、再度冷やすのに余計な電力がかかります。
「どこに何があるか分からない」状態を避け、中を整理して探す時間を減らすことで、自然と節電になります。

保冷剤の活用で冷却効率をUP

冷凍庫に保冷剤や冷凍食材をバランスよく詰めておくと、冷気を安定して保ちやすくなり、電力の負担が軽減されます。
余っている保冷剤があれば、有効活用してみましょう。

冷蔵庫は気を抜きがちですが、整理整頓するだけで節電+食品ロス対策にもなり、一石二鳥です!

節約術③|サーキュレーターと併用で空気の流れを最適化

エアコンの効率を上げて電気代を抑えるには、「部屋全体の空気の流れ」を意識することが大切です。
そのときに活躍するのが、サーキュレーター(空気循環用の小型ファン)です。

サーキュレーターと扇風機の違い

  • 扇風機は人に風を当てて涼をとるもの
  • サーキュレーターは空気を動かして部屋の温度ムラをなくすもの

サーキュレーターはエアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせ、設定温度を高めにしても快適に過ごせるようになります。

置き方の工夫で効率UP

  • エアコンの風が届きにくい部屋の奥方向に向けて設置
  • または天井に向けて風を送ると、冷気が床に溜まらず循環しやすい
  • 扇風機との併用も効果的。風がよく回ることで体感温度も下がります。

電気代もお得

  • サーキュレーターの電気代は1時間あたり1円前後と省エネ
  • 一度買えば夏も冬も使えるので、冷暖房費の節約アイテムとしてコスパ◎

「エアコンの効きが悪いな…」と思ったときこそ、空気の流れを改善することで節電につながるチャンスです。

節約術④|電力プラン・時間帯割引を見直す

電気代の節約というと「使い方」に目が行きがちですが、契約している電力プランそのものを見直すことも、大きな節約効果があります。

わが家では昨年、楽天でんきに乗り換えました。
ポイント還元があるうえ、夜間使用が多い家庭向けのプランに変えたことで、年間で約6,000円の節約に。

ライフスタイル向いているプラン例
日中不在が多い家庭夜間割引型・基本料金ゼロ型
在宅勤務中心の家庭定額型や昼間安いプラン
ポイント還元を重視楽天でんき・auでんき など

今のプランはライフスタイルに合ってる?

電力自由化により、各家庭のライフスタイルに合わせたプランが増えています。
共働きで日中は家にいないなら「夜間割引型」プラン、
逆に在宅ワークなら「昼間の電力量が安いプラン」の方が合っているかもしれません。

電力会社の切り替えもアリ

楽天でんき・Looopでんき・auでんきなど、基本料金が0円だったり、ポイントが貯まる電力会社も多数登場しています。
料金シミュレーターを使えば、自分に合ったプランがすぐにわかるので、夏前にチェックしておくと◎

節電ポイント制度を活用しよう

最近では、「使わなかった電気量に応じてポイントがもらえる制度」もあります。
例えば、東京電力や関西電力などで提供されている節電チャレンジを使えば、月数百円〜1,000円以上相当のポイントがもらえることも。

契約を変えるだけで年間数千円〜1万円以上の節約になることもあるので、夏前にチェックして損はありません!

節約術⑤|ゆるい節電のルールをつくる

節約は一人で頑張っても限界があります。
特に共働き家庭では、家族全体で“無理なく続けられるルール”をゆるく共有することがポイントです。

「エアコンは〇℃を目安に」などの共通ルール

例えば「エアコンは在宅時は28℃、誰もいないときはOFF」「寝室のエアコンは1時間のタイマー設定」など、使い方の方針を家族で共有するだけでも電気のムダを減らせます。

つけっぱなし/こまめに消す…どちらが正解?

意外と迷うのが「つけっぱなし」と「こまめにON/OFF」問題。
実はエアコンは短時間の外出(30分〜1時間以内)ならつけっぱなしの方が効率的な場合もあります。
こうした情報を家族と共有しておくと、無駄なスイッチ操作が減って節電効果UP。

ゲーム感覚で節電意識を高める工夫も◎

例えば、「今月の電気代を前年同月より500円下げられたらちょっといいおやつを買う」など、ゆるい目標やご褒美を設定するのもおすすめです。
節約=ガマンではなく、「ちょっとした意識」でできることがあれば、自然と家族も協力しやすくなります。

家族でできる節約は、コミュニケーションと習慣づけがカギ。
無理なく続けられる“わが家ルール”をつくって、楽しく節電していきましょう。

まとめ|夏前の一工夫が、家計に効く!

夏は電気代が上がる季節。でも、ちょっとした準備や使い方の見直しで、無理なく快適に節約することができます。

今回紹介した節約術はどれも、今日からすぐに取り入れられるものばかり。
特に共働き家庭や在宅時間が長い方にとっては、夏本番前のタイミングが“電気代を抑えるチャンス”です。

  1. エアコンは「使い方」と「掃除」で差が出る
  2. 冷蔵庫の中身整理で“電気のムダ”をカット
  3. サーキュレーターで空気の流れを最適化
  4. 電力プラン・時間帯割引を見直す
  5. 家族で“ゆるい節電ルール”を決める

まずは「これならできそう!」という1つから始めてみてください。
小さな積み重ねが、夏の電気代3,000円〜5,000円の節約につながることもありますよ。